あなたのための音楽用語辞典

キュー

2017年1月25日

合図やきっかけのことで｢キューを出す｣などと使う。テープ・レコーダーのキュー・ボタンは、テープの早送り・早戻し中に走行しているテープに再生ヘッドを近づけ、内容を判断する場合に使う。また、ミキサーのキュー・ボタンやキュー・ボリュームは、そのチャンネルの信号をモニター・ラインに直接送り込む装置である。

楽音は、振動が規則的で明確な音程を持つ音として聞こえる音。噪音は、鈴やシンバルなど、振動が不規則で音程として聞こえない音。楽音も噪音も音楽を作るときに必要なものである。

七の和音の第1転回。和音構成音が、第3音を最低音として配列したもの。

子羊などの小腸をアルカリ溶液で精製し、引っ張ってより合わせた弦を、さらに何本かより合わせて作った弦。羊腸弦ともいう。擦弦楽器や撥弦楽器に用いられる。音色はやわらかくて美しいが金属弦にくらべて湿度に弱く ...

ギターなどのオルタネート・ピッキングで、実際に音を出さずに空振りし、ピッキングのパターンを一定に保つこと。たとえば譜例のリズムを刻む場合、矢印で示したように↓はダウン、↑はアップでピッキングするわけだ ...

弦楽器の標板（響板）の上にたてられて弦をささえている部品。通常木製。弦を適度の高さに保ち、弦の振動を表板に伝える重要な役割をする。