あなたのための音楽用語辞典

スライド

2017年7月18日

弦楽器において、ひとつの音をピッキングし、その音を基点に、押弦したまま他の音へと指をスライドさせることによってピッチを急激に変化させること。高音ヘスライドさせることをスライド・アップ、低音ヘスライドさせることをスライド・ダウンという。

記譜や読譜を容易にするために、同一音型のくりかえしなどを簡単な形に整理して記す工夫。

もともとはラグタイム・ピアノ奏法のバリエーションで、ストライド（またぎ越す）という表現どおり、左手のベース・ビートの、3拍と2、4拍をオクターブにまたがせて演奏する奏法をいう。

日本音楽の用語。元来舞楽の構成部分の名称で、序はゆっくりとした自由リズム、破は延拍子、急は早拍子というように、それぞれテンポやリズムに相違がある。この概念は能など、以後の日本の芸能全般にも適用され、と ...

小型チェンバロの通称。とくに弦が鍵盤に向かって左手前から斜め右奥方向にはられているものをいう場合が多い。ベントサイド・スピネットは、イタリア、ドイツ、イギリスで多く作られた。

「同様に」の意味。前と同様に続ける指示。