ア行

エンサラーダ

16世紀スペインのクオドリベットの一種。複数の詩から断片を引用して歌詞を構成。旋律も既存曲から引用された。マテオ・フレーチャの曲集が有名。

遠隔調

5度圏において、たがいに離れた位置にある調。近親調の対語。

エール・ド・クール

1571~1650年代フランス宮廷で流行した歌曲。初期は重唱、後期はソロ(リュートによる伴奏)。詩のアクセントの位置にあわせて拍子を頻繁に変化させる。単純な旋律を反復するさいには繊細な装飾をほどこす場 ...

エール

16~18世紀のフランスで用いられた。 (1)歌曲の意味。「まじめな歌」「酒の歌」とも、エール・ド・クールというようにも使用。 (2)劇音楽や声楽曲での歌。 (3)オペラ中の器楽曲、舞曲。組曲中の旋律 ...

エラール

パリのピアノ、ハープの制作会社。創設はストラスブールのセバスティアンとジャン=バティストのエラール兄弟。1821年、機械学を好んだセバスティアンは、連打を容易にするダブル・エスケープメントという機構を ...

エピソード

2つの主題部分のあいだに挿入された、比較的自由な内容の部分。フーガでは主題の提示部とつぎの提示部の間の部分。ロンド形式では、反復される主要主題の間に挟まれた部分。

エスタンピー

13,14世紀のフランスやイタリアの写本にこの曲種名が残されている。多くは旋律のみだが歌詞のあるものもあり、「踏み踊り」の名称が示すように舞曲とされる。半(開)収支ouvertでくりかえされ、全(閉) ...

エコセーズ

スコットランド舞曲の意。19世紀初頭に流行した2拍子系の活発な舞曲。スコットランドとの関係は不明であり、イギリス起源やフランス期限という説もある。ベートーヴェン、シューベルトの作品が名高い。

エオリアン・ハープ

名称はギリシアの風の神アイオロスに由来する。長方形の共鳴胴に数本の弦をユニゾンにはり、自然の風によって発音させる。17世紀初めごろから19世紀までヨーロッパで流行したが、他の地域でも同様の楽器の存在が ...

エオリア旋法

教会旋法のひとつ。ルネサンス時代にあらたに追加された旋法のひとつ。第9旋法。

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