カ行

ガリア聖歌

ガリア地方でグレゴリオ聖歌成立以前にもちいられた地方的聖歌。フランク王国のピピン大帝によって同地方にローマ聖歌および典礼が導入されるまで用いられた。今日、その旋律はほとんど現存していない。

ガランテリー

18世紀初め、ギャラント様式で書かれた当時の流行をとりいれた小品。とくに鍵盤楽器のための作品にたいするドイツ語。フランスふうの優雅さと表現をもつ。理由は不明であるが、古典的組曲でのサラバンドとジーグの ...

歌謡曲

日本におけるポピュラーソングをさす一般的な言葉として生み出された。1930年代の日本のレコード産業成立後に使われはじめ、戦後一般的になる。しかし、50年代以降にアメリカのポピュラー音楽の影響が強い曲を ...

伽耶琴

朝鮮半島のツィター属弦鳴楽器。桐の胴に12本の絹弦がはられ、各弦に可動性の柱をおき、音高を調節する。奏者の右ひざに楽器の頭部をのせ、右手で爪をつけずに奏する。

カペルマイスター

(1)聖歌隊、オーケストラの指揮者・指導者。 (2)(音楽監督や首席指揮者の次に位する」常任指揮者。

カプリッチョ

(1)17世紀の自由なフーガふうの鍵盤音楽。代表的作曲家にフレスコバルディ。ときとして表題的要素をもつ。 (2)19~20世紀の気まぐれな性格の器楽作品。奇想曲。パガニーニの「24のカプリッチョ」のほ ...

カバレッタ

反復をもつ通俗的な形式のアリアを意味し、19世紀のオペラではカンタービレ部分に続いて速度を速めた後半部もしくは終結部をさす。こうした対比的な2部構成は「カンタービレ・カバレッタ形式」とよばれる。

下拍

指揮棒を振り下ろす動作によって示される拍。転じて、強調されて感じられる拍(強迫)のこと。

鐘(鉦、かね)

広義には打ち鳴らす金属製打楽器の総称。狭義には日本の楽器で鉦は鉦鼓、当たり鉦などのゴング類、鐘は梵鐘、釣り鐘などベルの類をさす。

カーヌーン

アラブ諸国、トルコで伝統的に使われるツィター属の撥弦楽器。不等辺四角形の薄い木箱の表面に72~81本のガット弦かナイロン弦がはられ、左右の人差し指の義爪ではじいて奏する。左方の微小音程調節装置で短時間 ...

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