カ行

コレペティートル

オペラなどの練習において管弦楽のパートをピアノでひき、独唱者がオーケストラとともに練習をする前の下稽古をする人。副指揮者、あるいは練習ピアニストなどがこれにあたる。

コレギウム・ムジクム

「音楽団体」の意味。16~18世紀のドイツで、大学生や音楽愛好家によるアマチュア演奏団体にこの名前を持つものが多く、初期の公開演奏の担い手となった。例えば、ライプツィヒのコレギウム・ムジクムは、170 ...

コル・レーニョ col legno

「木で」の意味。ヴァイオリン属の楽器で、弓の木部で弦をたたいて(あるいはこすって)演奏する指示。通常の奏法にもどるときにはarcoと指示する。

コラール前奏曲

ドイツのルター派教会の礼拝で、会衆がコラールを歌うのに先立って演奏され、音の高さや曲調をつたえる役目をはたしたオルガン小曲。即興的に演奏されるだけでなく、独立した楽曲としても作曲された。

固有式文

ミサで用いられる典礼文、祈祷、聖歌のうち、特定の祝日や儀式ごとに固有の文言が用いられ、その内容が教会暦や機会に応じて変化するもの。ミサの聖歌のうち、イントロ、イトゥス、グラドゥアレ、アレルヤ昌、オッフ ...

コーモド comodo

「気楽に」。

高麗楽(こまがく)

雅楽の一種目。「狛楽」とも。右方舞楽の伴奏用の音楽。左方唐学に対する語。平安時代の左右両部制成立にさいし、朝鮮半島の高句麗・百済・新羅の3国と中国東北部にあった渤海から伝来した楽舞が右方として整理・統 ...

弦楽器の標板(響板)の上にたてられて弦をささえている部品。通常木製。弦を適度の高さに保ち、弦の振動を表板に伝える重要な役割をする。

小節(こぶし)

「小節をきかせる」という言葉があるように、民謡・歌謡曲などで歌い手がつける装飾的な節回しをいう。

5度のフーガ

応答の各音が主題の各音の完全5度上で正確におこなわれるフーガ。真正フーガとも。

Copyright© 音楽用語集 , 2024 All Rights Reserved.