オーボエについて
オーボエはダブルリード楽器で、
葦で作られた2枚のリードを口にくわえて演奏します。
ファゴットもダブルリード楽器ですが、
バロック時代に弦楽合奏の補強として、
最初にオーケストラに加えられた管楽器が、
オーボエとファゴットなのです。
オーケストラが、なぜオーボエの鳴らすラの音(A3)を
基準とするのでしょうか?
その理由は二つあって、
ひとつは、温度変化によるピッチの変化が少なく、
安定した長い音を出せるから。
もうひとつは、オーボエがピッチを柔軟に変えられない楽器なので、
ほかの楽器がオーボエを合わさざるを得ないことが理由です。
ほとんどの管楽器がチューニングのために微妙に管の長さを変えられますが、
オーボエやイングリッシュ・ホルンは長さを変えることができません。
リードの長さでしかチューニングを変えられないため、
オーボエ奏者はあらかじめ長さの違うリードを用意しているのです。
オーボエの調性と音域
調性:in C
実音域:B♭2~G5
イングリッシュ・ホルンについて
イングリッシュ・ホルンは、オーボエよりも
完全五度低いF管の移調楽器で、
オーボエと同じ運指で完全五度低い音が鳴り、
別名「アルト・オーボエ」ともいいます。
通常、オーボエ奏者が持ち替えて演奏するので、
あらかじめイングリッシュ・ホルン用に完全五度高い楽譜を用意しておけば、
オーボエと同じ運指で演奏することができます。
イングリッシュ・ホルン(アルト・オーボエ)の調性と音域
調性:in F
実音域:E2~C5
記譜:B2~G5
楽譜を作成するにあたっては、実音よりも完全五度高く記譜します。
オーボエ、イングリッシュ・ホルンの楽譜作成
オーボエの採譜、イングリッシュ・ホルンの楽譜作成もお任せください。
オーボエの旋律の採譜、イングリッシュ・ホルン用のin Fの移調譜の作成も可能です。
無料お見積もりは下記のボタンからお願いいたします。