テクニック編
ジャズピアノを弾くコツと効果的な練習方法
まず、正しい音形をどの段階まで再現できるのかを、自分自身で把握することが重要です。
(1)CDなどにあわせて、手拍子を打つと、途中でずれてくる
この場合は、正しい音形が理解できていない可能性が 考えられます。
(2)演奏すべき正しい音形が、頭の中に入っている
この場合、ピアノでは弾けなくても、歌える、 またはほかの楽器で演奏できる、 頭の中でメロディーを流せるということになります。
1の場合、クラシックと違い、ジャズは、 強拍(1拍目や3拍目など)が休符であることはよくあり、 ほとんどシンコペーションである場合もあります。 休符であっても常に強拍を感じていなければ、 弱拍が頭になったりもします。
まず、楽譜に強拍の位置を書き込む作業をおすすめめします。
次にメトロノームに合わせ、リズムのみを楽譜どおりに、
演奏してみてください。メトロノームは確実に演奏できる
速度に合わせてください。
(かなり遅くてもいいでしょう)。
ピアノでなくても、机などを叩くか、口で奏でてもかまいません。
リズムを確実に把握できてから、実際にピアノに向かい、
同じく、メトロノームに合わせ、遅いテンポから始めてください。
2の場合、とにかく反復練習です。
ただし、メトロノームに合わせ、遅いテンポから始めましょう。
頭では分かっていても、指が思うように動かない
ということは、どれだけ練習を積むんでもあることです。
指の能力を高めるための効率のいい練習法は、
タタタタ タタタタ という2拍分の16分音符があれば、
タンタ タンタ タンタ タンタ と、
リズムのみを付点16分と32分の繰り返しにして、弾いてみてください。
同じく、メトロノームに合わせ、遅いテンポから始めます。
20回くらい反復練習した後、今度は、
タタン タタン タタン タタン と、32分と付点16分で、弾いてみます。
同じく、メトロノームに合わせ、遅いテンポから始めてください。
次に、通常のリズムで弾いてみると、弾きやすくなっていると思います。
電化製品でも、説明書なしで使用すると、
ある作業を行う方法を探すのに、色々なボタンを試さなければならず、
結局は説明書を読んだほうが早いというケースはよくありますよね。
楽譜は音楽を正確に理解するための、 取り扱い説明書のようなものです。
CDを何度も聞くより、楽譜を読んだほうが、 短距離で正解にたどり着けますので、 長い目でみれば、まず「正確に楽譜を読む練習」をするのが、よいのです。
上記 2の場合 で紹介した、付点をつける練習は、効果的です。
ぜひ、取り組んでみてください!
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