テクニック編
強弱をつけるコツ
フォルテッシモがうるさいだけになっていませんか?
ピアニッシッモが弱すぎてタッチがあいまいになっていませんか?
強弱をつけて弾くといっても、なかなか難しいものです。
音の強弱は指のちからではなく、打鍵するときの指の速度によるものです。指を鍵盤におろす速度が速ければ強い音がでるし、ゆっくりとおろせば弱い音になります。
音の強弱やタッチで、その人の個性が表現され、曲に豊かな表情をくわえるものです。
強いタッチの出しかた
フォルテッシモでも、決してちからずくで叩きつけてはいけません!打鍵の速度を速くするためには、手のフォームをしっかり保つ必要があります。
そして、強く打鍵した後はすぐに脱力することです。脱力のタイミングは、一音ごと、フレーズの終わりなど、状況に応じて判断します。
また、コンサートホールなど広い会場で弾くと、ぜんぜん強く感じられない場合は音が響いていない証拠です。ただ強く弾くだけでは音が響いてこないので注意してください。
弱いタッチの出し方
弱くても芯のある音を出すには、やはり手のフォームをしっかりとキープしなくてはなりません。逆にフォルテよりも指を繊細にコントロールしないと、美しいピアニッシモの響きは得られません。
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