話題の音楽AI「Suno」でオリジナル曲をポン出ししてみた
音楽生成AIの進化が止まりません。
テキストを入力するだけで、ボーカル付きのオリジナル楽曲が数秒で生成される時代が、すでに到来しています。
「AIで曲が作れるって聞いたけど、実際どうなの?」「自分でも使えるの?」-そんな疑問をお持ちの方に向けて、楽譜作成の現場に携わるプロの視点から、音楽生成AI「Suno(スーノ)」の実力と使い方をお伝えします。
まずは聴いてみてくださいーAIが作った「楽譜作成ドットコムのオリジナル曲」
「百聞は一聴にしかず」。まずはこちらの曲を聴いてみてください。1分50秒ほどの楽曲です。
▶ AIが生成したオリジナル楽曲を聴く(MP3)
※ブラウザによってはダウンロードになる場合があります
この曲の歌詞です。
【Aメロ】
弾きたいあの曲 探しても売ってない
耳コピで削られる 大切な練習時間【Bメロ】
YouTubeもJAZZも
結婚式のサプライズも
「楽譜がない!」と泣かないで
すべておまかせ!【サビ】
好きな曲を弾くのが 上達への近道さ
あなたのためだけの 特別な五線譜で
いかがでしょうか。ボーカル、コーラス、バンドの演奏、全体のライブ感 ーすべてAIが生成したものです。
Bメロの歌詞がやや詰め込み気味だったり、サビの言葉数が少なめだったりしても、AIがうまく帳尻を合わせてくれています。
そして驚くべきは、この曲の生成にかかった時間がわずか10秒だったということ。オリジナルの歌詞を入力し、ジャンルや曲の雰囲気を指定して、生成ボタンを押しただけです。
以前のバージョンとはレベチの仕上がり
少し前までの音楽生成AIには、正直なところ課題がありました。どこか人工的な違和感が残り、楽器の音色は生演奏に近いようでいて、リズムは機械的。いわゆる「グルーヴ感」がまったく感じられない状態でした。
しかし現在のSunoは、こうした弱点を大幅に克服しています。最新モデルでは、スタジオ品質の音源生成が可能になり、ボーカルの自然さや、異なるジャンルの融合といった表現力も飛躍的に向上しました。
音楽生成AI「Suno」の使い方——初心者でも5分で作曲できる
手順1:アカウントを作成する
Sunoの公式サイト(https://suno.com/)にアクセスし、Googleアカウントまたはメールアドレスでログインします。無料プランでも1日あたり数曲を生成できます。
手順2:作曲モードを選ぶ
ログイン後、左メニューの「Create」を開きます。画面上部に「Simple」と「Custom」の2つのモードがあるので、「Custom」を選択してください。
手順3:歌詞を入力する
「Lyrics」の欄に歌詞を入力します。日本語の歌詞にも対応しています。
このとき、曲のどのパートに当たるかを指定すると、より自然な仕上がりになります。指定の仕方は、歌詞の前に以下のような英語のタグを付けるだけです。
| タグ | 意味 | 日本の曲構成での呼び方 |
|---|---|---|
| [Intro] | 前奏 | イントロ |
| [Verse] | 物語の導入部分 | Aメロ |
| [Pre-Chorus] | サビへの橋渡し | Bメロ |
| [Chorus] | 曲の一番の盛り上がり | サビ |
| [Bridge] | 曲調が変わる部分 | Cメロ・大サビ前 |
| [Outro] | 後奏・エンディング | アウトロ |
なお、漢字に音読みと訓読みがある場合、AIが読み方を間違えることがあります。不安な漢字はひらがなに書き換えておくとよいでしょう。
手順4:曲のスタイルを指定する
「Styles」の欄に、ジャンルや雰囲気、楽器の種類などを単語で入力します。英語で指定するほうが精度が高い傾向があります。
たとえば、以下のように指定しました。
Acid Jazz, Shibuya-kei, Dry production, Tight drums, Live band, Funky Bass, Fender Rhodes, High-tone-Male Vocals, Groovy Bass, Black Music influence, Syncopated rhythm
手順5:生成ボタンを押す
「Create」ボタンを押すと、一度に4曲ほどが生成されます。同じ歌詞・同じ指定でも、曲調やボーカルの声質がそれぞれ異なるので、聴き比べる楽しみがあります。
ただし、気に入った声質に偶然出逢っても、無料プランでは同じ声を再現することができません。有料プランでは「Persona」機能を使って声質を保存・再利用できます。
ボーカルなしの演奏のみの曲(インストゥルメンタル)も生成可能です。ぜひいろいろ試してみてください。
AIが作った“自分だけのオリジナル曲”を実際に演奏してみたい!
Sunoで曲を作ってみると、こんなことを思いませんか?
「この曲、自分でピアノで弾いてみたい」「バンドで合わせたらおもしろそう」
たとえば、自分だけのテーマソングをピアノの発表会で披露したり、メロディーをサックスで演奏してYouTubeにアップしたり。「AIが作って、人が奏でる」という新しい音楽の楽しみ方が、すでに広がり始めています。
Sunoで生成した音源をお送りいただければ、プロの採譜士が正確に聴き取り、これまた“あなただけのオリジナル楽譜”に仕上げます。「ピアノソロ用に簡単にアレンジしてほしい」「バンドスコアにしてほしい」といったご要望にも対応可能です。
AIがつくった世界にひとつだけのオリジナル曲を、自分の手で奏でる。そんな体験を私たちがお手伝いいたします。













