「猫ふんじゃった」の秘密いろいろ
秘密といっても、「猫ふんじゃった」には隠された暗号があった
などという話ではございません(笑)。
えー、まず「猫ふんじゃった」という題名ですが、
フランスでは「カツレツ」と呼ばれています。
カツレツを食べるときのナイフとフォークの動きを想像してみると・・・
なんとなく演奏するときの手に似ているような!?
実はこの曲、フランスだけでなくいろいろな国で
いろいろな曲名で呼ばれているんです。
ドイツやベルギーでは「ノミのワルツ」
デンマークでは「王女の足」
スペインでは「チョコレート」です。
ちなみに、日本では今でこそ「猫ふんじゃった」ですが、
終戦直後の子供たちは「猫死んじゃった」と歌っていたとか。
それを聞いたレコードディレクターがあんまりだということで、
「ふんじゃった」に変えてレコード化したそうです。
このように世界中で知られているこの曲は、
ロシアの音楽家アントン・ルービンシュタインが
作曲したという説がもっとも有力なようです。
日本語の歌詞を書いたのは、童謡「さっちゃん」も作詞した阪田寛夫です。
また、「猫ふんじゃった」を元に、音の動きを逆にして作られた
「踏まれた猫の逆襲」という曲もあります。