あなたのための音楽用語辞典

エフェクター

電気信号化した音を加工し、原音とは異なった音に積極的に変化させる機器一般を指す。その範囲は広く、得られる効果、機器の形状・サイズはさまざまである。名称は、得られる効果による場合(コーラス、エコーなど)、動作および動作原理による場合(ディレイ、ピッチ・シフターなど)、その他(プランジャーなど)がある。また、これらー般名称とは別に、メーカーのつけた商品名が一般化し、そのタイプの機材全般を指すようになっている例(ハーモナイザーなど)もある。エフェクターの分類は複合的な要素もあり、厳密には難しいが、以下に分類する。

時間制御系

エコー、リハープ、コーラス、フランジャー、フェイザー、ピッチ・シフターなど。

周波数特性制御系

グラフィックEQ、パラメトリックEQ、ワウなど。

レベル制御系

コンプレッサー/リミッター、エキスパンダー/ノイズ・ゲート、オート・パンなど。

テイストーション系

テイストーション、オーバードライブ、ファズなど。

複合型

エキサイター、ディエッサーなど。以上は音響についてのエフェクターである。映像関係でもエフェクターは各種あり、ポピュラーなところではクロマ・キー、スーパー・インポーザー、エンハンサー、カラー・コレクターなどがあげられる。音響・映像とも、信号をいったんデジタル変換した後に加工するデジタル・エフェクターが増加しており、アナログ式に比べてより幅広い効果の得られる機材が開発されている。

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