あなたのための音楽用語辞典

サクソルン属

アルトサックスが1842~45年にフランスで開発したバルブ付き金管楽器の一族。管の形状を統一することにより、音色の均一化を目的としたもの。太めの円錐管構造が特徴で吹奏が比較的容易。フランスをはじめベルギー、イギリス、アメリカの軍楽隊で採用され、今日でも吹奏楽の重要な楽器。高音域用から低音域用まで7種類ある。サクソルンという総称を使い種類別にサクソルン・ソプラノやサクソルン・アルトなどとよぶのはフランスのみで、ビューグル、バリトン、ユーフォニアム、小バスなど各国で通称や別称がある。

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