あなたのための音楽用語辞典

スネア・ドラム

円筒形の胴面に皮を張り、裏皮にスネア(=スナッピー)を付けたドラム。スナッピーはスネア・ドラム特有のサウンドを生みだすもととなっているもので、ストレイナーにより着脱でき、オフにすればタムタムのような音にもなる。スネア・ドラムはドラム・セットの中心的存在であり、そのチューニングやトーンにはドラマーの個性が強く現れる。シェル(胴)の材質には木、金属、および化学製品(ファイバーグラス、カーボンなど)が使用され、サイズは直径14インチのものが一般的。裏ヘッド(スネア・サイド)には専用の薄いヘッドが使われている。深さは5、5+1/2、6+1/2、8、 3+1/2インチなどの種類があり、6+1/2、8インチのものは深胴、3+1/2インチのものは特にピッコロ、スネアという(13×3+1/2インチのピッヨロ・スネアもある)。さらに、ラグやストレイナーなどの金具とシェルとをまったく分離させたスネアもある。

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