あなたのための音楽用語辞典

タムタム

①トムトムと称されることもある。響き線(スナッピーがついていない中型のドラム。両面ヘッドのものと片面ヘッドのものがある。多くはスタンドに2個・1組でセットして、ドラム・セットには1個から数個を組み込む。また、3本の足(レッグ)がついている大型のタムはフロア・タムという。基本的な4点セットではバス・ドラムのほかにタムタム×2、フロア・夕ム×1がアレンジされるが、ジャズ系のドラマーにはタムタム×1、フロア・タム1という3点のオーソドックスなセットを使う人も多い。

②アフリカ起源の片面太鼓の俗称。タムタムもトムトムも擬音語であり、いずれの地でも演奏者はそれぞれの太鼓の岡有名詞で楽器を呼ぶ。近年セネガルのタムタム合奏が有名になったが、その内訳は大(goronbabas),中(sabarr).小(bumbum)などである。また、タムタムの俗称で知られる太鼓はモロッコにもあるが、こちらは大小の素焼胴の片面太鼓をつないだもので、正式にはタビルという。

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