最低音の意。転じて最低音を担当する楽器を指す言葉となった。コントラバス(ダブル・ベース、アップライト・ベース、ウッド・ベースともいう)を指す場合と、エレクトリック・ベースを指す場合がある。両者とも単にベースと呼ばれることが多い。4本の弦が張られ、通常、EADG(第4→第1)とチューニングされる。エレクトリック・ベースはエレクトリック・ベース・ギターと称されることもある。コントラバスはアコースティック楽器で、表板と裏板を張り合わせた空洞の胴をもち、表板にfホールが左右対称にあけられ、大きさは違うがバイオリンと似かよった形状をしている)。今長は約200cmあり、主に立って半身で保持し、弓か指で弾かれる(椅子に腰掛けて演奏される場合もある)。エレクトリック・ベースは、ソリッド・ボデイのものがほとんどで、弦長34インチが標準である。ギターのように抱えて、 もしくはストラップで肩から吊り下げ、指かフラント・ピックで弾かれる。近年はさまざまなタイプのものがあり、従来の4弦のものより弦数を増やした多弦ベース、複弦をもったもの、アコースティック・ギターのような空洞のボディでピックアップが付けられたエレクトリック・アコースティック・ベース、さらにコントラバスをエレクトリック化したエレクトリック・アップライト・ベースなどもある(ただし、ボディの形状はコントラバスのようではないものもある)。