①アレンジ関係の用語として使われる場合は、編曲の概要を記した楽譜を指す。メロディ・ライン(ボーカルを含む)、カウンター・ライン、コード・ネーム、リズム・パターン、ベース・ラインをはじめ、各部分での使用楽器のコンビネーションや表情、そしてテンポおよびその変更などが細部にわたって簡潔に記譜されている。
②音響関連の用語として使われる場合は、主に音響エンジニア(レコーディングとステージのPAの場合がある)のために、スコア(総譜)のポイントをメモしたものをいう。たとえば、間奏ではAの楽器がメロディで、伴奏はBという具合に、使用される楽器の振り分けを明らかにすると同時に、曲の構成や進行、そして表情を大まかに理解する目的で書く簡略化したスコアである。