日本伝統音楽と古代中国でもちいられる音律。三分損益法をくりかえして求めた1オクターブ中の12の音律で、半音ずつの音程差をなす。中国では基音を黄鐘にとったが、その絶対音高は時代によって一定しない。日本では平安時代以降、ほぼ洋楽のニ音に相当する壱越を基本にとり、上に向かって断金、平調、勝絶、下無、双調、ふ鐘、黄鐘、鸞鏡、盤渉、神仙、上無の十二律名をもちいている。近世邦楽では、一本、二本…などとよぶことが多い。
日本伝統音楽と古代中国でもちいられる音律。三分損益法をくりかえして求めた1オクターブ中の12の音律で、半音ずつの音程差をなす。中国では基音を黄鐘にとったが、その絶対音高は時代によって一定しない。日本では平安時代以降、ほぼ洋楽のニ音に相当する壱越を基本にとり、上に向かって断金、平調、勝絶、下無、双調、ふ鐘、黄鐘、鸞鏡、盤渉、神仙、上無の十二律名をもちいている。近世邦楽では、一本、二本…などとよぶことが多い。