あなたのための音楽用語辞典

スティック

ドラムを叩くための“ばち”のこと。ただし、ティンパニ、シロフォン、マリンバなどのばちはマレット、トライアングルやドラム・ペダル用のばちはビーターと呼んでスティックとは区別する。スティックの材質にはヒッコリー、メイプル、オークなどが使われており、それぞれ音色が異なる。また、先端(チップ)の形状も角型、卵型、丸型、三角型などさまざまで、太さは13mm~16mm,長さは385mm~435mmくらいと豊富な種類がある。さらに、バランスもスティック選びのポイントとなり、一般に細く軽いスティックは微妙なコントロールがつけやすいがボリュームの点で弱く、太く重いスティックはパワーが出しやすいとされている。なお、最近ではグラスファイバーのスティックや、トレーニング用の極太サイズ、ジュラルミン製のもの、ナイロン製チップのものなどもある。

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