パルティータ
17~18世紀の用語。本来はイタリア語で「変奏曲」の意味。のちにドイツで「組曲」の意味にももちいられた。組曲としてのバルティータには、JSバッハの鍵盤楽器のための作品、無伴奏ヴァイオリンのための作品が ...
バール形式
中世のミンネゼンガーやマイスタージンガーがとくに好んで用いた歌の形式。2つのシュトレン(前節)とアプゲザング(後節)からなる詩のaabの3部分形式が基本となり、それに対応して音楽がつけられる。
バリトン記号
(1)五線譜の第3線上に書かれたヘ音記号。 (2)五線譜の第5線上に書かれたハ音記号。
囃子
日本音楽の用語。本来、ことばや音楽によって雰囲気をにぎやかにすることを意味する。囃子詞や手拍子によるもの、楽器を使用するものなど形態は多様だが、笛と打楽器による器楽合奏が多い。能や歌舞伎の囃子では、小 ...
ハーモニウム
足踏み式、または電動式のふいごによる空気で、薄い金属製のリードを自由振動させて音を出す鍵盤楽器。送風機構のちがいによって、圧縮式と吸入式がある。A・F・ドバンによって最初の楽器(圧縮式)がパリで発明さ ...
パートブック
多声部の曲を、声部別に筆写、または印刷した楽譜。16~17世紀には、多声音楽を出版する際の一般的な形態となる。
パート譜
オーケストラ、室内楽、合唱などで使われる、パート別の楽譜。総譜の対語。
ハードディスクレコーディング(HDR)
磁気ディスクなどに音を記憶させるデジタル技術の総称。ダビング、音の加工、長期保存において音の劣化が生じない。パソコンの機能として付属しているが専用機も多い。HDRの普及は、手軽に音楽制作を楽しむ人を増 ...
馬頭琴
モンゴルのリュート属の弦鳴楽器。革または板の貼られた台形の胴に差し込まれた棹(先端に馬頭の装飾がある)に5度または4度に調弦された2本の弦(馬毛)がはられている。棹にはフレットはなく、ひざの間に胴をは ...
バッラータ
14世紀イアリアの世俗声楽曲の一分野。本来踊りを伴奏する歌であり、動詞ballare(踊る)に由来する。基本的な音楽形式はAbbaA(Aはくりかえし)。古い例は単旋律であるが、1340年代以降は多声の ...