パイプオルガン
オルガンの中でも本来のものといえるパイプ。オルガンを、リード・オルガンや電子オルガンなどと区別する場合に特にこう呼ぶ。構造は、パイプ装置(フルートに似た音を出すフルー管とリードによって音を出すリード管 ...
ハープシコード
16~18世紀に広く用いられた鍵盤楽器。形はグランド・ピアノに似ている。鳥の羽軸や革などでできた小さな爪(プレクトラム)で弦をはじいて発音する。2段鍵盤や2つのストップ(フェルトを駒の近くにあて、特色 ...
ポロネーズ
「ポーランドの」の意味。ポーランドの代表的国民舞踊で、対になった男女が円形を描いて踊る。音楽は壮大で祝祭的な気分を持ち、特徴あるリズムによる3拍子の舞曲。フレーズの女性終止も特徴。芸術音楽としてバッハ ...
ボレロ
スペインの舞曲で、18世紀後期にセギデイーリャから発展してできたといわれている。特徴あるリズムを持った3拍子。ラヴェルのオーケストラ作品が有名。
ポルカ
1830年頃にチェコより広まった陽気な速い2/4拍子の舞曲。男女が対になって踊る。ウィンナ・ワルツとともに広くヨーローッパに流行した。J.シュトラウス〈ピチカ―卜・ポルカ〉など。
ホタ
スペインの民族舞曲の1つ。3拍子の速いリズムで、激しい跳躍を伴う踊りを特徴とし、普通4小節単位で構成される。アラゴン地方のもの(ホタ・アラゴネーサ)が最も有名である。
ホーンパイプ
「角笛」の意。16世紀のイギリスに現れた、軽快な3/2または4/4拍子の舞曲。ヘンデル〈水上の音楽〉に用例がある。
変奏曲
ヴァリエーション。音楽形式の1つ。主題をもとにして、それに(リズムなどの)変化を加える技法を「変奏」といい、主題といくつかの変奏からなる楽曲を「変奏曲」という。
ブレー
「羽ばたく」の意味。速い2/2または4/4拍子の舞曲で、ふつう4分音符1つのアウフタクトを持つ。17世紀のフランスで盛んになった。古典組曲では一般的にサラバンドとジーグの間に用いられる。
フーガ
「逃亡、逃走」の意味。遁走曲ともいう。主題がほかの声部に次々と規則性をもって模倣反復されていくという、高度な対位法技法による楽曲。全体は主題とその応答からなる提示部と、嬉遊部(エピソード)との交替、及 ...