ハ行

約1600年～1750年(J.S.バッハの没年)の西洋の芸術音楽に対する呼称。ルネッサンスと古典派の間に位置する。ヤコポ・ペーリが1600年、〈エウリディーチェ〉を、またモンテヴェルディが1607年、 ...

盛期ルネッサンス(1450～1600)にヨーロッパ各地で活躍した楽派。フランドル地方(ベルギー、北フランスにあたる)出身の音楽家が多く、作曲家ではジョスカン・デ。プレやオルランド・ディ・ラッソなどがよ ...

アルス・ノヴァの後、15世紀にブルゴーニュ公国を中心に活動した音楽家をいう。デュファイ、バンショワなどが代表的作曲家である。ミサ曲やモテットの他、ポリフォニックなシャンソンなど世俗音楽も盛んで、女性的 ...

隠伏8度・隠伏5度直、行8度・直行5度とも呼ばれる。二声が同時に並進行するとき、到達した方の音程だけが完全8度または完全5度を形成すること。和声進行で、ソプラノとバスにあたる声部間に生じた並達8度。並 ...

和音を構成する音が同時ではなく、分散して奏されるもの。パッセージ風に速く奏するもの、アルペジオ、伴奏形としてのものなどがある。

主要三和音(Ⅰ、Ⅳ、Ⅴ)以外の全ての三和音のこと。主要三和音の代理として使われるものがある。

2声部以上で、旋律の独立的な横の流れに重点を置いた音楽。対位法の技法が使われる。フーガはその最も完成された形式の1つ。

音の垂直的な重ね方に重点を置いた音楽。 (1)全声部がほぼ同一リズムで動く、厳格な和声様式。讃美歌に見られる。 (2)主旋律に簡単な伴奏がつけられた音楽。例として、モーツアルト〈トルコ行進曲〉など。

ペダル音、オルゲルプンクトともいう。バス(高声部のこともある)の音が同じ音を長く続けて動かないもの。音は属音、または主音であることが多い。

運弓法。弦楽器の運弓法(弓の使い方)。「下げ弓(ダウン)」と「上げ弓(アップ)」