ア行

エコー

音源から出た音が直接人間の耳に届いた場合、その音を「直接音」という。これに対して、壁面などに1回以上反射した後に直接音から時間的に遅れて耳に届いた音を[反射音]という。本来、エコーとは反射音全般を指す。しかし慣用的に「エコー効果」という意味では、直接音から分離して聴こえる反射音のみを指す。いわゆる「こだま」の効果である。リバーブは遅れ時間の異なった無数の反射音が合成されたものである。したがって、本質はエコーなのだが、聴感上の響きが違うため、エフェクトとしては分けて考えられる。ただし、リハーブ効果を得るための残響室は[エコー・ルーム]と呼ばれ、リバーブ・ルームとはいわない。エコーとリバーブの中間のような存在にフラッター・エコーがある。

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