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アシッド

アシッドは麻薬の意。麻薬を用いたときの効果を音楽に再現しようとした試みなど、ドラッグ・カルチャーといわれるものを含む音楽形態を表わす際にこの名を冠する。

①アシッド・ロックは1960年代に登場したもので、ヘビー・メタルの先駆けともいわれる。多くのミュージシャンがLSDを使っていた。

②アシッド・ジャズは、1980年代後半に生まれたもので、ジャズやソウルの影響を強く受けたヒップホップ、生のバンド演奏によるジャズ・フアンクなど、ジャズの香りを漂わせたダンス・ミュージック全般に対して使われる。イギリスの卜-キング・ラウド・レーベルがとりわけ有名である。

③アシッド・ハウスはハウス・サウンドのひとつのスタイルで、1960年代ドラッグ・カルチャーやサイケデリックへの回帰が特徴。エクスタシーという名のドラッグと融合し、電子音による意識の拡張をもたらした。

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