ア行

エンベロープ

波形の先端を結び、波形を包み込むように描いたカーブをいう。日本語でいえば「包絡線」。各種の楽器は、その楽器特有のエンベロープを持っており、人間が楽器の種類を聴き分ける大きな要素となっている。たとえば、フルートの波形にピアノのエンベロープを与えると、その音はもはやフルートには聴こえない。特にエンペロープのアタック部分か重要であり、楽器を聴き分けるポイントになっている。楽器の音は「音色=波形」で決まると思われがちだが、エンベロープもそれに劣らない役目を持っている。そのためシンセサイザーではエンベロープの設定に多くのパラメーターを用意している。

-ア行

Copyright© 音楽用語集 , 2024 All Rights Reserved.