サ行

サウンドスケープ

「音の風景」を意味する言葉で、カナダの作曲マリー・シェーファーによって提唱された。目ではなく耳によって捉えられる風景のこと。環境の中の音に対する意識を喚起しただけでなく、音をつうじて人間と環境との関係をどうつくるかという問題を提起した。近代西洋の視覚重視の思考に対して、全感覚的な思考の回復を訴えるものでもある。近年では、民族音楽研究においても援用されている。

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