あなたのための音楽用語辞典

ジャイブ

2017年7月1日

（１）本来は「でたらめなおしゃべり」とか「ナンセンス」といった意味の俗語が転じて、スウィング・ジャズなどの軽快な演奏や、それに合わせた踊りを指すようになった。現在でも、スウィングや初期のリズム・アンド・ブルースに通じるコミカルな持ち味を持った曲をシャイプ・ミュージックと呼ぶことがある。

（２）南アフリカのズールー語のコーラス・グループによるダンス・ミュージック。

1960年前後にジャマイカで生まれた音楽スタイル。アメリカのリズム・アンド・ブルースを模倣するうちにできあがった音楽で、レゲエの原型ともいえる。同じ意味で、ブルー・ビートという呼び方もある。

親指と小指との間隔（広げた状態）のこと。主にピアノにおいてオクターブのスパンとか10度(10th)のスパンというような表現に使われる。

七の和音の第2回転。和音構成音が、第5音を最低音として配列されたもの。

17世紀後半のイギリスでもちいられた装飾音の名称。主要音となめらかに結ばれた短い後打音で、フランスのアクサンに相当する。

複数の主題をもつ楽曲のなかで、とくに重要な役割をはたす主題を、その他の副次主題を区別して主要主題とよぶ。たとえば、ソナタ形式における第1主題。