あなたのための音楽用語辞典

スクイ

2022年8月9日

日本の撥弦楽器の奏法名。琵琶や三味線の場合、弦を撥先で下からすくいあげるようにして音を出す。筝の場合、親指にはめた筝爪の裏側で弦を手前にすくいあげて弾く奏法をさす。

音名を告知された音を聴き、そのあと別の音をあたえられたとき、新たに聞いた音を、先に聴いた音を基準として判断できる能力。「絶対音感」の対になる用語。相対音聴ともいう。

近世邦楽における、琴、三味線、胡弓（のちに尺八）の今奏のこと。江戸末期から行なわれ、次第に胡弓は用いられなくなった。三曲合奏では、琴と三味線が主体となり、尺八は通常、歌などの旋律を模奏する。

「指板の上で」。弦楽器で弓の擦弦位置をブリッジから話、指板の上にする指示。

「持続する」という意味。楽器においては、音の出ていることや、減衰音が残っていることを指す。シンセサイザーでは鍵盤を押している間に出ている音量レベルのことを指し、このレベルをサステイン・レベルという。

親指と小指との間隔（広げた状態）のこと。主にピアノにおいてオクターブのスパンとか10度(10th)のスパンというような表現に使われる。