ギターやベースにおいて、押弦する指におけるハンマリング・オンやプリング・オフと同様のテクニックをピッキングする指(主に人差指か中指)を使って行なう奏法。ピッキングはせず、タッピング(指先をワインカーポートに叩きつける)することで音を出し、多くの場合、押弦する指でのハンマリング・オンやブリンク・オフを併用して、スピーディなトリルやアルペジオを展開する。フィンガリングだけでは不可能な音程の跳躍も可能で、熟練すればピッキングでの速弾きよりもはるかにスピーディなフレーズを弾くことができる。チョーキングやトレモロ・アーム、グリッサンド、複数の指などを併用するほか、両手指を使うツー・バンデット・タッピングなどバリエーションは多い。日本ではピッキングする指は右手のことが多いので、右手を使う奏法との意味でライト・ハンド奏法とも呼ばれた。