タ行

タンボール

タンボーラともいわれる。フランス、イタリア、スペイン、ポルトガルなどにおける太鼓の呼称。フランスでは細長い両面太鼓のことを指し、スペインなどでは小型の両面太鼓を指す(大型はボンボという)。さらに、タンボールはスペイン、ポルトガルの植民地時代に中南米にももたらされたが、中南米およびカリブ海では黒人奴隷がもたらしたアフリカ系太鼓もタンボールと呼ばれる。ドミニカのメレングに使われるタンボールは両面で、左手は素手で、右手は太く短いパチを用いて叩く。また、マルティークや南米東北部のタンボールは、大口径で短めのコンガ風太鼓であり、両素手で複雑な演奏をする。

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