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ドラム

一般には、ドラム・セットのことを指す場合が多い。もっともポピュラーなドラム・セットは、22インチのバス・ドラム、12と13インチのタムタム、14インチのスネア・ドラム、16インチのフロア・タム、そして14インチのハイハット・シンバル、16~18インチのサイド・シンバルに20インチのトップ・シンバルという構成のものだが、タムの数やシンバルの種類、サイズはプレイヤーの好みで自由に変えることができる。ドラム(太鼓)の歴史は大変古いが、いわゆるジャズ・ドラムは初期にはトラップス(TRAPS)と呼ばれ、 1910年頃に現在の形ができたといわれている。また、昔のドラムはすべて皮張り(この部分をヘッドという)だったが、最近では皮の代わりにプラスティック・フィルムが使われている。さらに、初期のジャズやロックでは、ドラムの役割はもっぱらリズムをキープすることにあったが、最近では本来のパーカッシプ(打楽器的)な役割に加えて、メロディックな奏法も多く取り入れられるようになった。

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