ハ行

ハイハット・シンバル

ペダルの操作で開閉する仕組みの2枚組のシンバル。普通、14インチのものが使われる。ハイハットの前身は、1920年頃に考案されたチャールストン・マシンまたは口-・ソック・マシンと呼ばれる、やはりペダルにより2枚のシンバルを打ち合わせる楽器で、八イハットはこのチャールストン・マシンの背を高く改良してドラム・セットに組み込みやすくしたものであり、ロー・ソックに対してこの名がついた。ハイハットは、バス・ドラム、スネア・ドラムとともにドラム・セットの要となるもので、クローズの状態でスティックで叩き、リズム・キープに使ったり、オープン&クローズ、ハーフ・オープンなどによって、音の延びや切れを利用したアクセントづけを行なったりと、多様な奏法がある。また、ペダル操作で打ち鳴らす場合のハイハットはフット・ハイハットなどという。なお、2枚の組シンバルのうち上部シンバルはトップ、下部はボトムと呼ばれるが、ハイハットのなかにはクローズにしたときの圧縮された空気を速やかに逃してやるために、ボトム・シンバルの縁を波打たせてあるものや、ボトム・シンバルに小さな穴を開けたものなどもある。

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