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フォルマント

人の声を周波数分析(どの周波数にどのくらいのエネルギーがあるかを、グラフなどにして明らかにすること)すると、発声の違いによって特定のスペクトルが示されることがわかる。たとえば「ア」と発音すると、誰が発声しても声の性質に関係なく「ア」と聴こえる。これは「ア」のスペクトルが、誰の声であつても同じスペクトル分布となるからである。このような人の声のスペクトル分布をフォルマントといい、周波数の低い方の山から第1フォルマント、第2フォルマントと呼ぶ。それぞれのフォルマントは、発声と同時に生じるのではなく、時間的にずれており、また子音については発声する人によって特徴が表れる。

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