ハ行

フォーブルドン

15世紀フランスを中心に用いられた多声音楽の手法。聖歌の旋律などを最上声部におき、その下6度でほぼ並進行する下声部が書き記され、フォーブルドンと指示して第3の中声部を上声の旋律の下4度で並進行するよう即興的に歌う。六の和音が連続する形で楽曲が進行。同様の様式で3声部すべてを書き記したものも数多い。類似の形をとるイングリッシュ・ディスカントの一種、ファバードンの影響を受けたものと考えられる。

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