ラ行

リラ

古代ギリシヤの竪琴。楽器分類学でいうリラ属とは、胴体からほぼ平行に出た2本の腕木の端を横桁でつなぎ、この横桁の糸巻きに胴の上に張られた弦を結んだ構造のものを指す。この種のリラは、アフリカ東部には今日でもみられるが、他では滅びてしまった。一方、中世以降の欧州ではリラは擦弦楽器の名称にもなっており、今日ギリシヤ民謡で用いられる擦弦楽器もリラと呼ばれている。

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