音楽史におけるルネサンスに関しては、論争が絶えないが、今日では1420年ごろから16世紀末(オペラの誕生)までの約2世紀の間の音楽をルネサンス音楽とよぶことが、一般に受け入れられている。
この時代の曲種にはミサ曲、モテトゥス、世俗歌曲などがあるが、基本的な作曲技法はいずれも同じで、円滑で自然な旋律の流れと、均衡のとれた構成を基盤とした、洗練された対位法にもとづくポリフォニーによる均整美を特徴としている。
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