サ行

十二音技法

1オクターブにふくまれる12の音高を、主音や属音といった従来の機能和声による固定した役割から解放し、すべて均等に扱い音楽を組織する技法。1920年代初頭にハウアーとシェーンベルクがそれぞれ独自に考案したが、通常、後者の方法をさす。それは、12の音からなる音列から、基本形、逆行形、反行形、反行の逆行形の4種と、それらの各音高への移高形の、計48の形態を引き出し、その組み合わせによって全曲を構成するものである。この技法を第二次世界大戦後、ミュジック・セリエルへと発展した。

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