ハ行

平均律

純正調律での高音(ピッチ)の微妙なズレを補正し、実際の演奏に適応させた音律を指す。現在、ピアノをはじめとする各種キーボードの調律に使われている12平均律では、オクターブ(完全8度)内にすべて等しい間隔で12個の半音が配置される。そのため、理論上での不協和音(増・減音程など)がエンハーモニック(異名同音)転換によって協和音程と同じ響きとなるなどの現象が生じている。しかしこの種の音響的な不合理性は多調音楽の演奏上の合理性によって相殺される。

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