あなたのための音楽用語辞典

楽譜

2016年12月6日

音楽を一定の書式に則って紙などに記したもの。その書式のことを記譜法と呼ぶ。現在は一般的に五線譜のことを指すが、中世ヨーロッパなどで用いられたネウマ譜、琴の演奏などで用いられる文字譜、ギター演奏のためのTAB譜なども楽譜である。

グロッポと同じく、装飾音をさすためにイタリアで使われた名称。「小グループ」の意味。具体的には、トリル、イギリスのスプリンガーに類似した転過音、ターンにたいして使われる。

3つか4つのパートに分かれた、無伴奏の男声合唱曲。グリーを歌うグループをグリー・クラブという。

曲をスタートするときに、その曲のテンポを示すこと。声でカウントする方法、指揮による方法などがある。ポピュラー・ミュージックでは、ドラム奏者がスティックを打ち鳴らしてカウントすることも多い。

楽曲を終わらせるために、特につけ加えられた終止部分をいう。コーダ部分にはCodaが記されることが多く、コーラスの途中のコーダ・マークから導かれる。

13～16世紀の音楽のうち、とくに音の長短が厳密に計量規定された多声音楽。自由リズムの旋律音楽であるムシカ・プラナに対する。