あなたのための音楽用語辞典

模倣

2023年12月17日

ある旋律や音型を、まねして再現すること。とくに対位法的な多声楽曲において、ある声部の旋律や音型を、他の声部が引き続きまねて演奏すること。西洋音楽では中世以来この手法が用いられ、ルネサンス中期には通模倣の書法の確立をみた。模倣はまたカノン、フーガなどの音楽形式の基礎をなす。

板または台に1弦をはった、古代からの音律測定用具。実験器具や教育に使用された。同様の目的で使用される楽器やユニゾンに調律された複数弦の楽器をもさす。

アフリカの固有の楽器で、アフリカ以外では南米の一部にみられる。日本では「親指ピアノ」、カリンバ、またまれにサンザともよばれる。共鳴箱に調律された細長い金属片（ないし竹片）を取り付け、両手の親指で金属片 ...

ふたつ以上の曲をつなげた構成、およびその演奏または歌唱を指し、連曲ともいわれる。

ヤシ科植物のマラカの実を乾燥させ、中に小石や種子を入れた打楽器。2個ひと組で両手に持ち、振って音を出す。このためマラカスど複数形で呼んでいる。木やプラスティックで作った代用品もあり、特に木製のものはマ ...

手鍵盤。オルガンの鍵盤で、手で演奏する部分。ラテン語のmanus（手）に由来する。鍵盤の音域および鍵の数は、時代や国によって異なる。