あなたのための音楽用語辞典

笙

2022年7月26日

雅楽でもちいられるフリー・リードのマウス・オルガン。7世紀ごろ中国から伝来。椀形風箱の上方周縁に、リードが根元につけられた長短17本の竹菅をさしこみ、吹き口から息を吹き込んだり吸ったりすることで発音する。器楽曲では和音を奏するが、声楽曲では単音で旋律をなぞる。

新約聖書にある4つの福音書のいずれかの、キリスト受難の記述に作曲したもので、〈マタイ受難曲〉〈マルコ受難曲〉〈ルカ受難曲〉〈ヨハネ受難曲〉があり、シュッツ、J.S.バッハの作品が有名。

語義は「調子はずれ」。バイオリンやリュート、ギターなどの弦楽器で、通常とは異なる調弦をさす。16～18世紀にかけ流行した。正規の調弦を変えることで、音域の拡大、演奏の容易さ、特殊な響きを得ることができ ...

ジャズのボーカル・スタイルのこと。リズムにのってスウィングして歌い、しかもメロディをフェイクさせたり、スキャットを取り入れたりするところが大きな特徴。

1980年代頃、シカゴで発生した実験的なダンス・ミュージック。ハウスのルーツともいえるシカゴ・ハウスは、それまでの八イエナジーやユーロビートに代わって、アシッド・ハウスやディープ・ハウスなどが主流にな ...

1920年代後半にドイツで生まれた用語で、アマチュアが演奏を楽しむための作品などのように、なんらかの社会的機能をもった音楽をさす。ロマン派的な「芸術のための芸術」に反発する点において、新即物主義とも精 ...