あなたのための音楽用語辞典

計量音楽

2022年2月23日

13～16世紀の音楽のうち、とくに音の長短が厳密に計量規定された多声音楽。自由リズムの旋律音楽であるムシカ・プラナに対する。

サブドミナント・コード。下属音を根音とする三和音(和音記号Ⅳ)。主要三和音の一つで、カデンツのサブドミナント機能(S)を代表する(なお副三和音のⅡは、Ⅳの代理機能を持つ)。役割は、和声進行に潤いや色彩 ...

多楽章からなる作品で、ゆっくりしたテンポをもつ楽章。古典的な交響曲、ソナタ、協奏曲などでは第2楽章がこれにあたる。ベートーヴェン以降は、4楽章制の交響曲などで第3楽章を緩徐楽章とすることも多く、さらに ...

入射した音を反射しないこと。したがって｢音｣を｢吸収する｣だけが吸音ではない。極端にいえば、もっとも吸音効果の高い部屋とは、外部と部屋の仕切りがいっさいない部屋である。このような部屋では室内で発生した ...

「オクターブ（の音）をともなって」の意。記譜音の上（または下）にオクターブの音を加えて演奏する指示。

16～19世紀初頭にわたってヨーロッパで広く用いられた有鍵打弦楽器。構造はすべての鍵盤楽器の中で最も単純で、音量はきわめて弱く広い会場での演奏は適さない。打つ力は僅かだが指と直結しているので、ニュアン ...