あなたのための音楽用語辞典

語り物

2021年12月9日

日本伝統音楽の用語。声楽種目の様式分類用語として用いられ「歌い物」の対立概念となる。平家をはじめとする琵琶学、謡曲、浄瑠璃の各流派などのように、総じて叙事的な詞章をもち、音楽面よりも文学面に主眼点があるような種目をさす。

三味線音楽の種目名。幕末に流行していた端歌を清元節の演奏家が清元ふうの軽快な小歌曲にしたのが発端。三味線は爪弾き。明治末から芸きや旦那連中のあいだで流行し、大正期に多くの家元がうまれた。

複数の楽器による演奏形態。楽器編成によって管弦楽、吹奏楽などの形態に分類される。なお、ひとりの奏者による演奏形態は「独奏」と呼ばれる。

子どもを眠らせたり遊ばせたりするために歌われる歌。 (1)ララバイ、ベルスーズ。西洋ではシューベルト、ブラームスの歌曲(ピアノ伴奏)、ショパンのピアノ曲など、芸術音楽として発展したものもある。 (2) ...

編曲の概略を示すために、圧縮または要約されたスコアのこと。高・低音部による2段譜に記されるものから、各セクション別に数段の譜表を使うものまであり、その様式は一定していない。

（１）ジャズにおいて、ドラムやピアノ、ベースなどで強調されるアクセントのこと。（２）バス・ドラムのプレイやパート、サウンドの俗称。足でフットーペダル（キック・ペダル）を踏んで演奏することから、こう呼 ...