タ行

転回形

複数の音の上下関係を入れ換えた形を指し、次の2種に分けられる。

(1)音程の転回:ふたつの音の上下関係を入れ替えること。具体的には、高い方の音を固定して低い方の音をオクターブ上に移行する場合と、これとは逆に低い方の音を固定して高い方の音をオクターブ下に移行する場合とがある。このようにしてできる新しい音程を転回音程、転回以前の音程を原音程という。

(2)和音の転回:コードのルート(根音)以外の音を最低音とする和音配置のこと。コードの構成音の数により、三和音には2種類の、そして四和音には3種類の転回形が示され、それぞれ第1、第2、第3転回形と呼ばれる。これらの転回形によるコードは、分数コード、あるいはオン・コードによって最低音を明示される

-タ行

Copyright© 音楽用語集 , 2024 All Rights Reserved.