ミサ・ソレムニス
(1)荘厳ミサ。司式司祭のほか、助祭と副助祭をともなって挙げられ、使徒書簡および福音書の朗読以外のすべての部分が歌われる盛儀ミサ。
マホーリー
タイ古典音楽の合奏形態。ピーパートとクルアンサーイという2つの合奏形態を合わせ、さらに合奏のまとめ役として3弦の胡弓ソーサームサーイを加えた大合奏で、声楽をともなう。管楽器はピーを用いずクルイのみを使 ...
マニュアル
手鍵盤。オルガンの鍵盤で、手で演奏する部分。ラテン語のmanus(手)に由来する。鍵盤の音域および鍵の数は、時代や国によって異なる。
マニエリスム
16世紀末~17世紀初頭にかけて、イタリアのマドリガーレにみられた、古典的均整を故意崩そうとする態度。
マドリガーレ
イタリアの多声世俗歌曲。14世紀と16世紀に栄えたが、両者は基本的に別物。 14世紀のマドリガーレはバッラータ、カッチャとならぶ定型詩およびその定型をふまえた歌曲で、2声ないし3声。音楽的にはaa(a ...
マドリガル・コメディ
一連のマドリガーレからなる芝居で、コンメディア・デッラルテの登場人物が活躍する。オペラに先立つ音楽劇のひとつ。
マドリガリズム
歌詞の意味内容(上・下行、緩急、数、喜怒哀楽など)を音で描写する音楽的手法。16世紀のマドリガーレで多用されたゆえの名称。
祭り囃子
神社の祭礼で、神輿のお供をする練り物、山車、屋台などが行列するときに演奏される音楽。太鼓、笛、鉦を主体とし、地域によって、提、三味線、歌がともなうものもある。京都の祇園囃子は、日本全国の祭り囃子に影響 ...
マスク
仮面劇。16,17世紀のイギリスで好まれた舞台余興。神話や寓意の題材を詩、歌、舞踏、舞台装置などを用いて上演するが、仮面をつけるとは限らない。
膜鳴楽器
ホルンボステル=ザックスによる楽器分類区分のひとつ。強くはった膜の振動を発音源とする楽器の総称。いわゆる太鼓のほとんどが相当する。奏法には膜を打ったりこすったりするほか、ゴビ・ヤントラのように膜に結び ...