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ポール・ド・ヴォワ

(1)フランスのパロック音楽で好まれた上行の前打音。「声を運ぶ」との名が示すように、通例この前打音は長めに保たれ、主要音になめらかに結ばれる。モルデントと組み合わせることも多い。 (2)今日の用法では ...

ポルタート

(1)スタッカートとレガートの中間。音を適度に切る。 (2)弦楽器の奏法。複数の音を弓を返さずに、しかし軽く切りながら演奏する。

ポルタティフ

15~16世紀に宗教行列や行進などで用いられた携帯式の小型オルガン。奏者は楽器を帯で肩からかけたりひざの上において、左手のふいごで送風しながら、右手で鍵盤を演奏する。

ホール・コンソート

16,17世紀イギリスのコンソートのうち、同属楽器のみで編成されるもの。

法螺貝(ほらがい)

日本のリップ・リードの管楽器。大型巻貝の頭頂部に孔をあけたものだが、ここにマウスピースをとりつけることもある。現在ではおもに修験道の法具として用いられる。

ホラ

ルーマニアの民族的な声楽、器楽音楽。ホラ・ルンガあるいはドイナともいう。おもに即興で演奏される。独特の音階をもち、細かい装飾や旋律型の反復と交替、引き延ばされた旋律線に特色がある。

ホーミー

西モンゴルなどに伝承される声楽の技法。ひとりの演奏者が同時に2種類の声を発生する倍音唱法で、民謡の旋律をかなでる。のど歌として紹介され、近年海外公演の演目のなかでも人気を得ている。

ポコ・ア・ポコ poco a poco

「少しずつ」の意。

ポピュラー音楽

ロックやジャズ、R&Bなど、マスメディアを通して広く親しまれている大衆的な音楽。20世紀後半は英米のポピュラー音楽の影響が世界各国で支配的だったが、1980年ごろから各国の民族音楽の伝統との混合が興味 ...

ポスト・モダニズム

1970年代から顕著になった、新しい創作の潮流を示す語。特定の音楽様式をあらわすわけではないが、従来の進歩史観の否定、あるいはそこからの逸脱を特徴とする。ゆえにポスト・モダニズムにおいては、モダニズム ...

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