付加6度
三和音に根音から6度の音を加えるもの。たとえばハ-ホ-ト-イのような和音を生じる。
フガート
フーガふうの模倣書法によるパッセージ。とくに、ソナタ形式のような本来フーガとは異なる楽曲に挿入されたもの。
舞楽
雅楽の演奏形態のひとつ。舞をともなう。管楽器は舞楽吹きで奏し、弦楽器は用いない点が管絃とは異なる。左方、右方があり、左方は左舞、唐楽伴奏、赤色系装束、右方は右舞、高麗楽伴奏、青色系装束と対照的であり、 ...
フォルトシュピヌング
ひとつの素材から糸を紡ぎ出すように連綿と旋律を形成すること。「紡ぎ出し」とも訳す。バロック時代の音楽に特徴的な旋律法で、小単位の動機をさまざまな音度上で次々と反復することによって、統一的なリズムと動き ...
フォルテピアノ
(1)「強く、たただちに弱く」fpと略記。 (2)楽器の名称。18世紀から19世紀初頭にかけて、初期のピアノの名称のひとつとして用いられた。現在では、とくにこの時期のピアノをさす名称として用いられる。
フォルティッシモ fortissimo
「とても強く」。ffと略記。
フォルティシッシモ fortississimo
「フォルティッシモよりもさらに強く」。fffと略記。
フォルテ forte
「強く」。fと略記。
フォリア
「狂気の」という意味が示すように、もとは非常にテンポの速い3拍子系の舞踏。16世紀末になると次第に落ち着いた性格のものとなり、特定の固執低音にもとづく変奏形式がとられ、事実上バッサメッゾの一種とみなさ ...
フォーブルドン
15世紀フランスを中心に用いられた多声音楽の手法。聖歌の旋律などを最上声部におき、その下6度でほぼ並進行する下声部が書き記され、フォーブルドンと指示して第3の中声部を上声の旋律の下4度で並進行するよう ...