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キタローネ

低音用開放弦をもつ大型リュートの名称で、16世紀の末にイタリアにあらわれ、17世紀中ごろまで使われていた。カッチーニは歌の伴奏に最適の楽器と記した。形状、調弦はテオルボに準じる。今日では合奏用低音ギタ ...

義太夫節

浄瑠璃の一流派。竹本義太夫が1684年大阪道頓堀に竹本座をおこしたことに始まる。人形芝居とともに劇場音楽として発展したが、浄瑠璃のみの素浄瑠璃、三味線の伴奏のない素語りもある。太棹三味線を使用。通常、 ...

キタラ

古代ギリシアの撥弦楽器。リラの一種でより大型の楽器。キタラという語は前5世紀以前にさかのぼる。共鳴胴上方に2本の腕木をそなえ、腕木のあいだの横木と胴のあいだに通常7本の弦をはった。後世の撥弦楽器ギター ...

伎楽

7世紀ごろに中国大陸から日本に伝来した仮面音楽劇のひとつ。仏教の興隆のために主要寺院で行われ、奈良時代後期に最盛期をむかえたが、しだいに衰微、廃絶した。演目は10余曲、笛と打楽器伴奏の無言劇で行列しな ...

器楽

楽器によって演奏される音楽。「声楽」の対語。

基音

狭義の楽音など、音高感のある複合音の周波数成分のなかで、音高を定める周波数の音。ほとんどの場合、複合音の周波数成分のなかでもっとも低い音である。

カンビアータ

非和声音(転移音)の一種。狭義には和音構成音と2度上または下で接し、次の和音構成音に向かって3度跳躍進行をするもの。広義には、3度の跳躍をともなうさまざまなタイプの非和声音をさす。

カントル

(1)ローマ・カトリック教会の典礼で、合唱を先導し、独唱部分を担当した先唱者。 (2)ルター派教会の音楽監督。バッハがライプツィヒでこの任にあたった当時は、市中の教会音楽の作曲・演奏全般に責任をもつほ ...

勘所

三味線や一弦琴などの弦楽器で、音高をさだめるために指で弦を押さえる場所のこと。ツボともいう。

カンティレーナ

(1)中世では「歌曲」「旋律」の意味。 (2)13世紀末~14世紀にイギリスで書かれた、ラテン語による3声の世俗歌曲。 (3)19世紀以降、「歌うような旋律」の意で、器楽・声楽の両方に用いられた。

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