カ行

クラヴィコード

16~19世紀初頭にわたってヨーロッパで広く用いられた有鍵打弦楽器。構造はすべての鍵盤楽器の中で最も単純で、音量はきわめて弱く広い会場での演奏は適さない。打つ力は僅かだが指と直結しているので、ニュアン ...

クラヴィーア

ラテン語のクラヴィス(鍵)に由来し、鍵盤を有する楽器全般を指す。バロック時代はオルガン、ハープシコード、クラヴィコードを総称し、近代になりピアノを指すことが多くなった。

ファンダンゴ

スペイン南部アンダルシア地方に伝わる舞曲で、起源はホタに発するといわれ、フラメンコ音楽の代表的なものである。マラゲーニャ、グラナダなど、スペイン各地で様々に変化を遂げているが、いずれも3拍子のやや肉感 ...

コンチェルト・グロッソ

合奏協奏曲。バロック時代の協奏曲の最も重要な形式。独奏楽器群(コンチェルティーノ)とオーケストラ(リピエーノまたはトゥッティ)による対比を特色とする。コレッリ、ヴィヴァルディ、バッハ、ヘンデル等の作品 ...

コラール

ドイツ・プロテスタント教会の讃美歌。単純で歌いやすい旋律をもつ新しい讃美歌として、宗教改革者マルティン・ルターが推進していったものである。コラールにはカトリック聖歌のドイツ語(母国語)訳、宗教的。世俗 ...

子守歌

子どもを眠らせたり遊ばせたりするために歌われる歌。 (1)ララバイ、ベルスーズ。西洋ではシューベルト、ブラームスの歌曲(ピアノ伴奏)、ショパンのピアノ曲など、芸術音楽として発展したものもある。 (2) ...

古典組曲

バロック音楽の重要な器楽形式で、いくつかの舞曲を組み合わせたもの。標準的配列は、アルマンド~クラント~サラバンド~ジーグで、多くは組曲冒頭にプレリュードをつけ、サラバンド、ジーグの間にガヴォット、ブレ ...

交響詩

管弦楽による標題音楽の一種で、詩など文学的な、あるいは絵画的な内容を表そうとするもの。多くは単一楽章。リストが創始し、R.シュトラウス、スメタナ、シベリウスなど、ロマン派時代の多くの名曲がある。

協奏曲

コンチェルト。独奏楽器とオーケストラとが合奏する形式の楽曲。バロック時代のコンチェルト・グロッソから発展し、古典派時代にはソロ・コンチェルトの新たな形式を生み出した。ソナタ形式楽章を含み、オーケストラ ...

ギャロップ

「馬の駆け足」の意味。19世紀中頃流行した、急速な躍動的舞曲。のちにバレエやオペラにも取り入れられるようになった。オッフェンバック〈天国と地獄〉が有名。

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