コントラルト
ルネサンス以降に使われた声種名のひとつで、現在はアルトと同じ意味で使われる。
コントラファクトゥム
替え歌。既存の声楽曲の歌詞を新しいものに差し替えること。
コンチェルタンテ concertante
「コンチェルトふうの」の意。シンフォニア・コンチェルタンテは協奏交響曲。quatuor concertantは4人の独奏者が競い合うように演奏する弦楽四重奏。
コンソート
16~17世紀イギリスの、室内楽の合奏団、およびその演奏作品のこと。同属楽器のみの合奏をとくにホール・コンソートといい、異種楽器の混成による合奏と区別する。
混声
女声と男声の組み合わせ。「同声」に対する語。混声合唱、混声四重唱などのように用いる。
コン・スピリート con spirito
「元気に」の意。
混合拍子
異なる単純拍子が組みあわされてできた拍子。5拍子、7拍子など。「特殊拍子」とも。
コロラトゥーラ
声楽において、単一の音節を引き延ばして歌われる急速で装飾的な技巧パッセージ。とくに17~18世紀のオペラ、オラトリオ、カンタータ、ミサ曲などのアリアに多い。
コロッターヴァ coll'ottava
「オクターブ(の音)をともなって」の意。記譜音の上(または下)にオクターブの音を加えて演奏する指示。
五六の和音
七の和音の第1転回。和音構成音が、第3音を最低音として配列したもの。