カ行

コッラルコ coll'arco

「弓でもって」。ピッツィカートなど弓を使わない奏法の後、ふたたび弓を使う指示。c.a.と略記。

コッラ・パルテ clla parte

「主パートにしたがって」。独唱(奏)者のテンポやリズムに伴奏者がしたがうべきであることを指示する語。

小鼓

能・狂言、歌舞伎囃子、民族芸能に用いる膜鳴楽器。大鼓とあわせて大小とも称する。砂時計形の胴を革ではさみ、調べ緒で締める。左手で調べ緒を握り右肩にのせ右手で打つ。打音は調べ緒の握りぐあいによって数種の音 ...

国歌

おもに公的な場で、国の象徴として歌われ、演奏される楽曲。日本では1893年以来儀式歌の筆頭にされてきた「君が代」を1999年に法的に国歌化した。

小太鼓

円筒形の小型両面太鼓。決まったサイズはないが直径35~38cm、胴の深さ12~20cmくらい。鼓膜は皮か合成樹脂で丸い枠にはめ、胴に締め具で固定する。裏面の鼓膜には着脱可能な数本のスネアが付き、この楽 ...

五声

古代中国および日本における五音音階の階名。五音とも。三分損益法で求められた宮、商、角、微、羽の5音をいう。洋楽のドレミソラに相当し、宮は主音、微がその完全5度上にあたる。日本にはソラドレミの五声もある ...

コース

おもに撥弦楽器の弦の配列を示す語。高音弦から第1コース、第2コース…とよぶ。ひとつのコースは単弦または複弦で構成される。すべてのコースが単弦の場合はコースとよばず、第1弦、第2弦…とよぶのがふつうであ ...

五重唱

5人の歌手による重唱。

胡琴

中国のリュート属、弦鳴楽器の総称。ヘビ皮や板をはった共鳴胴にさしこまれた棹に、5度に調弦された弦がはられ、そのあいだに挟んだ弓の張力を調節し擦奏する。音色や音域も多様である。劇や語り物の伴奏音楽、器楽 ...

古曲

日本伝統音楽の分類用語。三味線音楽のうち、比較的歴史が古く、伝承する人が少ない河東節、一中節、宮園節、荻江節の4種の便宜的な呼称。

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